1988年にファミコンで発売された『スーパーマリオブラザーズ3』は、今もなお多くの人々に愛される名作アクションゲームです。マリオシリーズの3作目として登場した本作は、前作までの要素を引き継ぎつつ、新たな変身能力や多彩なステージ、そしてやり込み要素満載のワールドマップなど、革新的な要素を多数盛り込み、ファミコンの限界に挑戦した意欲作と言えるでしょう。
あらすじ:さらわれた王様たちを救え!
今度のクッパの悪だくみは、キノコ王国ではなく、キノコワールドに点在する7つの国が舞台です。クッパは7人の子供たち「コクッパ7兄弟」を従えて、各国の魔法の杖を盗み出し、王様たちを動物に変えてしまいました。平和なキノコワールドを混乱に陥れたクッパの野望を阻止するため、マリオとルイージは冒険の旅に出発します。
ワールドマップ:冒険を彩る舞台
本作を語る上で欠かせないのが、ワールドマップの存在です。全部で8つのワールドが存在し、それぞれが個性豊かなテーマで彩られています。
- ワールド1 草原の国: 緑豊かな草原が広がる、冒険の始まりの地。
- ワールド2 砂漠の国: 灼熱の太陽が照りつける砂漠地帯。ピラミッドや流砂など、危険なトラップが待ち受ける。
- ワールド3 海の国: 海中ステージや、水面に浮かぶ足場など、水にまつわる仕掛けが満載。
- ワールド4 巨大の国: 全てが巨大な世界。巨大なブロックや敵キャラクターが登場し、マリオも巨大な姿に変身できる。
- ワールド5 空の国: 雲の上を舞台にした、幻想的な世界。様々なリフトやアスレチックが登場する。
- ワールド6 氷の国: ツルツル滑る氷の世界。難易度の高いステージが多い。
- ワールド7 土管の国: 土管だらけの迷路のような世界。パックンフラワーが大量発生する。
- ワールド8 暗黒の国: クッパの城がある、最終決戦の地。難関ステージが連続する。
マップ上には、各ステージへと続く道がマス目状に配置され、プレイヤーは好きなルートを選んで進むことができます。分岐点も存在し、苦手なステージを避けて進むことも可能です。また、ワールドマップ自体にも仕掛けがあり、特定の条件を満たすと出現する隠し通路や、移動手段としての土管など、探索の楽しみも広がっています。
多彩なステージ:飽きさせない仕掛けの数々
各ワールドには、それぞれ趣向を凝らしたステージが用意されています。左右にスクロールするステージはもちろんのこと、上下にもスクロールする広大なステージ、さらには強制スクロールで進むステージなど、バラエティ豊かです。
水中ステージも健在で、地上と水中の行き来がシームレスに行えるようになりました。水流の仕掛けや、水中から飛び出して敵を倒すなど、水中アクションも進化しています。
地形もバリエーション豊かで、巨大なブロックや敵が登場する「巨大の国」、ツルツル滑る氷の世界「氷の国」など、プレイヤーを飽きさせない工夫が凝らされています。
パワーアップ:変身能力で攻略の幅が広がる!
マリオは、様々なアイテムを駆使してパワーアップすることができます。おなじみのスーパーキノコやファイアフラワーに加え、本作では新たな変身能力が登場しました。
- しっぽマリオ: スーパーこのはを取ると変身。しっぽで敵を攻撃したり、空を飛んだりすることができます。
- タヌキマリオ: タヌキスーツを取ると変身。しっぽマリオの能力に加え、敵の攻撃を防ぐ「地蔵」に変身できます。
- カエルマリオ: カエルスーツを取ると変身。水中を自在に泳ぎ回ることができます。
- ハンマーマリオ: ハンマースーツを取ると変身。ハンマーを投げて敵を倒すことができます。
これらの変身能力は、それぞれ特徴があり、ステージの攻略に役立ちます。例えば、しっぽマリオは空を飛ぶことで、穴を飛び越えたり、高い場所に到達したりすることができます。タヌキマリオの地蔵は、敵の攻撃を受け付けないため、ピンチを切り抜けるのに役立ちます。カエルマリオは、水中ステージを攻略するのに必須です。ハンマーマリオは、強力なハンマーで、これまで倒せなかった敵を倒すことができます。
これらの変身能力を駆使することで、攻略の幅が大きく広がります。状況に応じて適切な変身能力を使い分けることが、ゲームクリアの鍵となります。
個性豊かな敵キャラクター:マリオの行く手を阻む!
マリオの冒険を阻む、個性豊かな敵キャラクターたちも忘れてはなりません。シリーズおなじみのクリボーやノコノコに加え、新たな敵も多数登場します。
- ハンマーブロス: ハンマーを投げて攻撃してくる。
- ブーメランブロス: ブーメランを投げて攻撃してくる。
- ファイアブロス: ファイアボールを投げて攻撃してくる。
- パックンフラワー: 土管から飛び出してくる食虫植物。
- ブラックパックン: 踏むことができない、凶悪なパックンフラワー。
これらの敵キャラクターたちは、それぞれ異なる攻撃パターンを持っており、プレイヤーに 挑戦を突きつけます。敵の動きをよく観察し、適切な対処法を見つけることが重要です。
隠れアイテム&ステージ:探求心をくすぐる!
『スーパーマリオブラザーズ3』には、隠しアイテムや隠しステージなど、やり込み要素も満載です。
- 笛: ワープゾーンへ移動できるアイテム。ワールド1とワールド2に隠されている。
- 宝船: 特定の条件を満たすと出現するボーナスステージ。大量のコインを獲得できる。
- 白いキノピオの家: 特定のステージで条件を満たすと出現する。貴重なアイテムが手に入る。
- ミステリーゾーン: ワールド8に存在する謎のエリア。3つの異なるステージに挑戦できる。
これらの隠し要素を見つけるには、ステージを隅々まで探索したり、特定の条件を満たしたりする必要があります。隠し要素を発見したときの喜びはひとしおで、プレイヤーの探求心をくすぐります。
音楽:耳に残る名曲の数々
『スーパーマリオブラザーズ3』の音楽も、高い評価を受けています。近藤浩治氏作曲による、軽快でキャッチーなメロディーは、ゲームの世界観を見事に表現しています。ワールドマップのテーマ曲や、水中ステージのBGMなど、一度聴いたら忘れられない名曲揃いです。
社会現象:社会に与えたインパクト
『スーパーマリオブラザーズ3』は、発売当時、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなりました。多くの子どもたちが、マリオの冒険に熱中し、ゲームセンターや駄菓子屋には、マリオのゲームをプレイする子供たちの姿があふれていました。
また、『スーパーマリオブラザーズ3』は、ゲーム業界にも大きな影響を与えました。ワールドマップシステムや、多彩な変身能力は、その後の多くのゲームに影響を与え、アクションゲームの進化に貢献しました。
まとめ:時代を超えて愛される名作
『スーパーマリオブラザーズ3』は、ファミコン時代を代表する名作アクションゲームです。豊富なステージ、多彩な変身能力、やり込み要素満載のワールドマップ、そして耳に残る音楽など、魅力的な要素が満載です。
ゲームボーイアドバンスやスーパーファミコンなど、様々な機種に移植されているので、興味を持った方はぜひプレイしてみてください。きっと、マリオの冒険に夢中になることでしょう。
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