PlayStation 2版「ファイナルファンタジーXII」解説

『ファイナルファンタジーXII』は、2006年にPlayStation 2で発売されたRPGです。戦争を背景に、様々な種族が暮らすイヴァリースという世界で、国や家族を奪われた人々が織りなす物語が描かれます。プレイヤーは主人公ヴァンとなり、個性豊かな仲間たちと共に冒険を繰り広げます。

目次

戦闘の舞台はイヴァリース:広大な世界を冒険する

『FFXII』の舞台となるのは、イヴァリースと呼ばれる世界です。イヴァリースは、人間以外にも、ヴィエラ族、モーグリ族、バンガ族など、多様な種族が共存する世界です。それぞれの種族が独自の文化や生活様式を持っており、種族間の交流や対立、差別など、複雑な社会情勢が描かれています。

地理的には、北東のバレンディア大陸、南西のオーダリア大陸、南東のケルオン大陸の3つの大陸から構成されています。バレンディア大陸は、広大な草原が広がる平坦な土地で、アルケイディア帝国の支配が及んでいます。オーダリア大陸は、砂漠地帯が多く、アルケイディア帝国と対立するロザリア帝国が存在します。ケルオン大陸は、深い森に覆われており、未開の地が広がっています。

プレイヤーは、砂漠、森、山岳地帯、遺跡、都市など、変化に富んだフィールドを冒険することができます。各地域には、それぞれ独自の文化や生態系があり、多種多様なモンスターが生息しています。

フィールドの探索はシームレスに行われ、ロード時間を感じることなく、広大な世界を自由に移動できます。飛空艇に乗って空を移動することも可能です。

リアルタイムに変化する戦況:アクティブ・ディメンションバトル

本作の戦闘システムは、フィールドと戦闘が一体化したシームレスバトルです。敵との遭遇はシンボルエンカウント方式ではなく、フィールド上を自由に動き回りながら、そのまま戦闘に突入します。

戦闘は「アクティブ・ディメンションバトル(ADB)」というシステムを採用しています。これは、従来のFFシリーズで採用されていたアクティブタイムバトルを進化させたもので、リアルタイムに変化する戦況に合わせて、プレイヤーはキャラクターに指示を出していきます。ATBゲージが溜まったらコマンドを入力する従来の方式とは異なり、コマンド入力後にATBゲージが溜まり、満タンになると行動するシステムになっています。

戦闘中は、キャラクターを自由に移動させることができます。敵の攻撃範囲から逃れたり、味方の近くに移動して回復したり、有利な位置を確保しながら戦うことができます。

戦略を極める:ガンビットシステム

本作最大の特徴と言えるのが「ガンビットシステム」です。これは、プレイヤーがキャラクターの行動をプログラムのように設定できるシステムです。

例えば、「HPが30%以下の仲間がいればポーションを使う」「敵が火属性に弱い場合はファイアで攻撃する」「敵が状態異常「スロウ」でない場合はスロウをかける」といった条件と行動を組み合わせることで、キャラクターは自動で行動してくれるようになります。

ガンビットシステムを活用することで、戦闘中の煩雑な操作を減らし、より戦略的なバトルを楽しむことができます。状況に応じてガンビットを切り替えたり、細かく設定を調整したりすることで、自分だけの戦闘スタイルを確立することができます。

自分だけの最強パーティを育成:ライセンスボード

キャラクターの成長システムは、ライセンスボードを用いた独特なものです。ライセンスボードは、武器や防具、魔法、技などの習得に必要なライセンスがマス目状に配置されたものです。

戦闘で得られるライセンスポイント(LP)を消費することで、好きなライセンスを取得し、キャラクターを強化していくことができます。どのライセンスを取得するかはプレイヤーの自由なので、キャラクターの個性に合わせて自由に育成することができます。

例えば、ヴァンを攻撃力重視の戦士タイプにしたり、アーシェを魔法攻撃を得意とする魔法使いタイプにしたり、パンネロを回復役の白魔道士タイプにしたりと、様々な育成方法を楽しむことができます。

破魔石を巡る物語:戦争と陰謀、そして神々の思惑

『FFXII』は、戦争を背景に、破魔石と呼ばれる強大な力を秘めた石を巡る物語です。

ダルマスカ王国は、アルケイディア帝国との戦争に敗れ、祖国を奪われてしまいます。王女アーシェは、祖国解放を誓い、空賊ヴァンと共に破魔石を探し求める旅に出ます。

旅の途中で、彼らは様々な人々と出会い、友情を育み、そして世界の真実を知ることになります。強大な力を持つ破魔石を巡る争いは、イヴァリースの世界を大きく揺るがすことになります。

政治的な陰謀、種族間の対立、そして神々の存在…。様々な思惑が交錯する中で、ヴァンたちは自分たちの運命を切り開いていくことになります。

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