ゲーム&ウオッチ「オクトパス」解説

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潜水夫となって海底の財宝を狙う、スリリングな深海探検!

1981年7月16日、任天堂から発売された携帯型液晶ゲーム「ゲーム&ウォッチ」シリーズ。その中でもワイドスクリーンシリーズ第2弾として登場したのが「オクトパス」です。このゲームは、プレイヤーが潜水夫となって、巨大なタコが潜む海底で財宝を回収し、無事に船へ持ち帰るという、シンプルながらも奥深いゲーム性で人気を博しました。

「オクトパス」では、プレイヤーは潜水夫を操作し、左右に移動しながら海底に沈む財宝を目指します。しかし、そこは巨大なタコの縄張り。四方八方から伸びてくるタコの足に捕まらないよう、注意深く進まなければなりません。財宝は、海底に点在する宝箱の中に隠されています。宝箱にたどり着いたら、右ボタンを押して財宝を袋に詰め込みます。そして、再び船に戻るためには、左ボタンを押して船まで戻らなければなりません。

財宝を1つ回収するごとに1点、そして船に持ち帰ることができれば3点加算されます。より多くの財宝を持ち帰るために、何度も海底と船を往復する必要がありますが、その度にタコの脅威にさらされることになります。ゲームが進むにつれてタコの足のスピードは速くなり、難易度も上昇していきます。200点と500点に達するとミスが帳消しになり、潜水夫が3人に増えるボーナスが用意されているのも、プレイヤーを飽きさせない工夫の一つです。

シンプルな操作性の中に潜む、戦略性と緊張感!

「オクトパス」の操作は、左右の移動ボタンのみと非常にシンプルです。しかし、そのシンプルな操作性の中にこそ、このゲームの奥深さが隠されています。プレイヤーは、限られた操作の中で、刻一刻と変化する状況に対応し、最適な行動を選択しなければなりません。

財宝を回収しようと奥へ進むほど、タコの足に捕まるリスクは高まります。しかし、リスクを冒してでも多くの財宝を回収し、高得点を狙いたいという欲求に駆られます。財宝を回収したらすぐに船に戻るべきか、それとも更なる財宝を求めて深海に留まるべきか。プレイヤーは常に葛藤し、状況判断を迫られます。

タコの足の動きはランダムに見えますが、実は一定のパターンで出現しています。そのパターンを見極め、タコの動きを予測することができれば、より安全に財宝を回収することができます。しかし、ゲームが進むにつれてタコのスピードは速くなり、予測は困難を極めます。一瞬の判断ミスが命取りになる、緊張感あふれるゲーム展開がプレイヤーを魅了します。

限られた表現力の中で描かれる、潜水夫と巨大ダコの攻防!

1980年代初頭の技術では、液晶画面で表現できるグラフィックには限界がありました。しかし、「オクトパス」では、限られた表現力の中で、潜水夫のコミカルな動きや、巨大ダコの迫力ある姿、財宝を回収する瞬間の喜びなど、様々な表現が巧みに描かれています。

特に印象的なのは、財宝を船に持ち帰った際に潜水夫が見せる誇らしげなポーズです。まるで、危険な任務を成し遂げた達成感を表現しているかのようです。また、アラーム時には子ダコが登場し、愛らしい姿を見せてくれます。このような細かな演出が、ゲームの世界観を豊かに彩り、プレイヤーの心を掴んで離しません。

飽くなき挑戦を誘う、中毒性のあるゲーム性!

「オクトパス」は、一度プレイすると、ついつい時間を忘れて熱中してしまう、中毒性のあるゲームです。シンプルなルールながらも、タコの動きを読む緊張感、財宝を持ち帰る達成感、そして高得点を目指すための戦略性など、プレイヤーを飽きさせない要素が満載です。

「あと少しで高得点が出そう」「次はもっとうまく立ち回れるはず」そう思わせる何かが、このゲームにはあります。何度ゲームオーバーになっても、再び挑戦したくなる。そんな不思議な魅力を持ったゲームです。

携帯型ゲーム史に輝く、不朽の名作!

「オクトパス」は、ゲーム&ウォッチの中でも特に人気が高く、現在でも多くの人々に愛されています。そのシンプルなゲーム性と奥深さは、時代を超えても色褪せることはありません。携帯型ゲームの原点とも言える作品であり、ゲーム史に名を残す名作です。

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