ゲームボーイ版「スーパーマリオランド」解説

1989年4月21日、初代ゲームボーイと同時に発売された「スーパーマリオランド」。なんとゲームボーイソフトの中で歴代4位の売り上げを誇る大ヒット作です。

当時、ファミコンで人気を博していたスーパーマリオシリーズですが、性能の劣る携帯ゲーム機で、あのスピード感あふれるアクションを再現できるのかと注目を集めていました。しかし、蓋を開けてみれば、ゲームボーイの小さな画面の中に、マリオの世界が見事に凝縮されていたのです。

目次

特徴

  • マリオシリーズでは珍しい独自の世界観: おなじみのキノコ王国を飛び出し、エジプトやイースター島、中国風など、世界各国の文化をモチーフにした「サラサランド」が舞台となっています。さらわれたお姫様もピーチ姫ではなくデイジー姫。誘拐犯もクッパではなく、宇宙怪人タタンガ!と、まさに「スーパーマリオランド」だけのオリジナリティ溢れる世界が広がっています。
  • コンパクトなマリオ: ゲームボーイの小さな画面に合わせて、マリオや敵キャラも小さめにデザインされています。
  • 新アイテム「スーパーボール」: 壁や地面で跳ね返るボールを投げて敵を倒します。このスーパーボール、実はスーパーマリオメーカー2にも登場しているので、知っている人もいるかもしれませんね。
  • シューティングステージ: 横スクロールアクションに加えて、潜水艦「マリンポップ号」や飛行機「スカイポップ号」で進むシューティングステージも楽しめます。マリオが乗り物に乗って戦うのは、当時としては斬新な試みでした。
  • 個性豊かな敵キャラ: クリボーの代わりに「チビボー」、ノコノコの代わりに「ノコボン」など、ユニークな敵キャラが登場します。特にノコボンは踏むと爆発するという、初見殺しのトラップ!ファミコン版のマリオに慣れている人ほど、驚かされたのではないでしょうか?
  • クラシック音楽: 無敵マリオになると、あの有名なクラシック曲「天国と地獄」が流れます。ゲームにクラシック音楽が使われるのは、当時としては珍しいことではありませんでしたが、「スーパーマリオランド」でもその演出が採用されたのは、少し意外でしたね。
  • キャッチーなBGM: マリオシリーズおなじみの近藤浩治氏ではなく、田中宏和氏が担当。ワールドの雰囲気に合ったBGMや、一度聴いたら忘れられないエンディング曲は必聴です。田中宏和氏は、後に「メトロイド」や「MOTHER」シリーズ、「ポケモン」の主題歌など、数々の名曲を生み出すことになります。

ゲーム内容

基本的なゲーム内容はファミコン版のマリオと同じで、ジャンプで敵を倒したり、アイテムを取ってパワーアップしながらゴールを目指します。

  • コース: 全4ワールド12コースと、ボリュームは少なめ。各ワールドの最後は、上下に分かれたゴールが登場し、上のゴールに入るとボーナスゲームに挑戦できます。
  • パワーアップ: ちびマリオ、スーパーマリオ、無敵マリオ、スーパーボールマリオに変身できます。
  • ボーナスゲーム: 阿弥陀くじのようなボーナスゲームで、残機やパワーアップアイテムを獲得できます。

魅力

  • ゲームボーイ初期の作品とは思えない完成度の高さ: 操作性も良く、マリオらしい軽快な動きでアクションを楽しめます。
  • バラエティ豊かなコース: 容量や表現力に制限のあるゲームボーイながら、各コースのギミックや世界観はしっかりと作り込まれており、プレイヤーを飽きさせません。エジプト風のピラミッド、バミューダトライアングルのような海中、イースター島のモアイ像、中国風の竹藪など、バラエティに富んだステージを冒険できます。
  • 遊びやすい難易度: 残機が増えやすく、中間ポイントも多いので、アクションゲーム初心者でも安心です。
  • 短時間で楽しめる: ボリュームは少なめなので、ちょっとした空き時間にサクッとプレイできます。クリア後は高難易度の裏面にも挑戦可能です。

まとめ

「スーパーマリオランド」は、ゲームボーイでも本格的なマリオが楽しめることを証明した、記念碑的な作品です。シンプルながらも奥深いゲーム性、個性的な世界観、そしてキャッチーな音楽は、今でも多くのプレイヤーを魅了しています。3DSのバーチャルコンソールで配信されていましたが、現在はスイッチでの配信が待たれます。

ぜひ「スーパーマリオランド」をプレイして、ゲームボーイ初期の傑作を体験してみてください!

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